猫の飼い方…猫を飼うのがはじめての人にもしつけのことから、病気や避妊のことまで分かりやすく解説。

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猫の病気(3) 慢性腎不全
Saturday, December 02, 2006
高齢猫に最も多い病気は「慢性腎不全」です。腎臓は体の中の老廃物やアンモニアなどの毒素を血液中からとりさり、それに混じる有用なアミノ酸やブドウ糖、水分などを再吸収して血液にもどし、ほんとうに不必要、有害な物質(尿素)だけを尿として体外に排泄する作用をしています。哺乳動物では左右2個ありますが(右腎と左腎)それぞれ、ネフロンという機能単位が数千個集まって構成されており、このネフロンは壊れてしまうと再び再生することはありません。このネフロンの崩壊が速い速度で起こり、体の機能が正常に保てなくなる状態が起こるのが「慢性腎不全」です。腎不全になれば、それらの機能が極端に低下します。だから、尿毒素が血中を循環して、吐き気がしたり、食欲がなくなったり、口内潰瘍を起こしたり、下痢が止まらなくなったりします。 

やっかいなのは猫の腎臓は7割がダメになるまで症状が現れないということです。残り3割以下の腎臓まで侵されるようになって初めて目に見える以下のような症状が現れ始めます。

・多飲多尿
・体重の減少
・口が臭い
・嘔吐をする
・食欲不振
・よく眠るようになる
・貧血

腎臓はもう再生することはありませんので、症状が現れ始めると私たちにできるのは、できるだけ進行を遅らせて残った腎臓で快適な状態を長く保つことです。ですから若いうちから血液検査のときの尿素窒素(Bun)やクレアチニン(Cre)といった尿素を含む化合物の数値の動きに注意してできるだけ腎臓に負担をかけないキャットフードをあげたほうがいいでしょう。7歳以上のシニア年齢に入ると、若い頃以上に配慮が必要になります。タンパク質と脂肪を質の高いものにして、総量を控えめにすること。カロリーと塩分を控えめにして、可消化率の高い炭水化物にすること等です。
posted by Miki @ 9:24 PM  
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自分が猫を飼ってきた経験から情報をまとめましたが、あくまでも個人的な素人の見解です。猫もそれぞれ性格も健康状態も異なりますので、最終的には獣医さんなどの専門家にご相談ください。個々の猫ちゃんへの責任は負いかねますのでご了承ください。
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